オレ、取締役

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新英金属株式会社

■社 名 新英金属株式会社
■代表者 代表取締役社長 金子功男
■設 立 昭和28年9月24日
■資本金 6,000万円
■従業員数 90名
■所在地
 〒446-0072
 愛知県安城市住吉町3丁目12番1号  
■連絡先
 TEL 0566-98-2211  
 FAX 0566-98-6250
■事業内容
 鉄屑・非金属屑・金属製品の購入及び加工販売

 資源のリサイクルを通じて、環境と人にやさしい企業活動を進めることにより、社会に貢献し、明るく信頼される企業と社員の至福をめざします。


―――事業を始めるきっかけは?
 第二次大戦中、金属のほとんどは武器に使用されていた。しかし、戦後の復興期に入ると、建物の鉄筋や自動車、電気機器など、さまざまな分野に金属が使われるようになった。私の祖父である初代社長はここに目をつけた。
「人間の生活になくてはならないものを扱う仕事をしよう。そして、他人がやりたがらないことをやろう」――祖父はこう考え、昭和28年に金属のリサイクル業を始めた。

―――主な仕入れ先は?
 主な仕入先は二つある。一つは工場発生と呼ばれる金属スクラップ。これは、主にトヨタグループを中心とした自動車関連工場から出るものだ。
もう一つは、市中発生と呼ばれる金属スクラップ。これは、建物を解体する時に発生する鉄骨などである。いずれも、自社の運送会社と市中の回収業者から、わが社のリサイクル工場へ搬入している。

―――どういう工程で金属スクラップが再生されるのか?
 まず、金属以外の不純物を除去する。次に、金属の大きさや金属の種類から選別をする。そして、プレス加工、切断加工へと進む。
 加工されたスクラップは、製品ごとにトラックに積み込み、各製鋼メーカーへと出荷・納入される。

―――業界の動向は?
リサイクル業はいわゆる「静脈産業」である。資源リサイクルの必要性が叫ばれる昨今、非常に重要な産業であることは間違いない。
 中国を筆頭に急激な成長を遂げているアジアにおいて、金属の需要は爆発的に高まっている。今後も、金属リサイクル業の重要性は高まっていくだろう。
 工場発生のみならず、市中発生の金属スクラップもこれから増えていくと思われる。というのも、鉄骨を使用した建物の老朽化が始まる時期だからだ。われわれは市中回収業者との連携を強め、この事業を拡大していく方針だ。

――――御社の強みは?
 私どもの強みは2つある。1つは、大手企業と安定した取引関係を築いていることだ。長年に渡る誠実な仕事ぶりが評価され、高い信頼関係を維持している。
 2つ目は、建物や自動車の解体時に発生する市中発生のスクラップを回収する業者とのパイプがしっかりしていることだ。

―――もしも御社に入社したらどのような仕事を任されるのか?
 我が社は総務、業務、営業、工務、生産部などの各部署に分かれており、県内に8つの工場がある。
入社後の社員は研修として工場での現場作業と各部署での仕事を一通りこなしてもらう。その後、どの部署に配属するかを決定する。最近は、営業職に配属される人が多い。当社の営業の特徴は、「売る」営業ではなく、「買う」営業ということだ。ここが他の会社と違う点だ。

―――現在取り組んでいる課題は?
 今後は、どの企業もコスト削減を必死に進め、同時に環境意識も高まっていく。よって、工場発生と呼ばれる金属スクラップは減少していくだろう。そういうなか、われわれとしては、市中発生の分野に力を入れていきたい。

―――これからの目標は?
 近い将来、取り扱い金属量を100万トンまで持っていきたい。社員一丸となって、日本一の会社になることをめざしたいですね。

―――これから社会へ出て行く学生に一言
 どんな仕事をやるにしても、大事なのは人と人との心の繋がりです。お金ではありません。何に対してもあきらめずに、粘り強くがんばってください。あきらめることなく続けていればいつかは報われますから。


浅井友英君(名城大学経営学部4年)

 丁寧に説明していただいたおかげで、リサイクルビジネスの仕組みや仕事の内容についてはよく理解できた。現場を経験してから営業職につくということについて「現場を経験(理解)していない人に本当の営業は出来ない」と仰っていたのが印象的だった。
創業者が新英金属を始めた理由に「人が嫌がる仕事をしよう」という考えがあったという話があった。私はこの姿勢に感動した。口では簡単に言えても、なかなか出来るものではない。