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■社 名 株式会社データラボ ■代表者 加藤金治 ■設 立 1973年 ■資本金 1000万円 ■従業員数 10名 ■所在地 名古屋市中村区名駅4-8-10 白川第三ビル9F ■事業内容 コンピューターソフトウエアの開発(提案、設計、製造、運用指導、保守) |
クライアントは官公庁から民間企業まで幅広い。直接取引を大切にした密着型スタイルで仕事をしており、設立以来、長年に渡ってお付き合いしているユーザーが多い。それは、システム完成後も万全のフォロー体制をとっており、お客様としっかりした信頼関係が築けているからだ。
平均年齢は28歳。毎月第一金曜日は売上発表会(兼飲み会)が開かれる。こぢんまりとしたアットホームな会社である。
―――仕事をする上でのポリシーはありますか?
一つは、下請けのような仕事はしないこと。つまり、直接取引を大切にし、お客様の顔が見える関係で仕事をすることです。
もう一つは、自社内開発にこだわること。だから、自分のところの社員を他の会社に派遣することはしていません。うちの会社の社員として雇ったのだから、うちで働いてもらうのが筋だと思うからです。
―――若い人の中にはSEという仕事にあまり良いイメージを持っていない人もいます
私としては、SEなんてそう軽々しく言って欲しくないですね。専門学校生や大学生が入社してやるのは、プログラマーの仕事からです。プログラマーの仕事をしながら、3年、5年、10年とスキルを身につけていって初めてSEになれるのです。
―――SEという仕事の魅力は?
ある会社に、私どもが納めたソフトウエアが入っているとします。これはどういうことかというと、自分たちの考えた仕組みがその会社を動かしているということです。こういう手応えを感じられること、それがこの仕事の魅力ですね。
―――SEというのはどうしても労働時間が長いというイメージがありますが
当社の場合、社員に対していくら遅くても20時には帰るように言っています。深夜まで仕事をしても、それを何日も続けることなんてできませんから。
何日も徹夜が続いたり、二カ月間休みなしだったり、こんな経験を僕も若い頃はしました。そういうことを、今の社員にはさせたくはありません。
―――これから社会に出ていく大学生に一言、お願いします
今の若い人は、いとも簡単に「私にはできません」って言いますよね。「私にはできません」なんて軽々しく言って欲しくない。分からないことは、自分で調べる、自分で考える、そして、自分で解決する。社会人には、こういう気構えが必要です。
―――今後の戦略は?
同業他社とコラボレーションすることで、レベルアップしていくことです。5年前に中部IT協同組合という組織が設立され、現在、約110社のソフトハウスが入会しています。ここに加盟している会社と、業務の委託や提携をすることで、業務の幅を広げながら、効率的に仕事を進めていきたいと思います。
林大樹(名古屋工業大学工学部4年)
「SEなんて軽々しく言って欲しくない!」。この言葉に、社長の仕事に対するこだわり、専門性に対する思いを感じた。
社長が仕事に対するこだわりを持っていること、安定した業務内容であること、小さい企業であるがゆえに幅広い仕事をすることができること、顧客の顔が見えやすいこと、入社したらしっかりと育成してもらえそうなことーーはプラス要因。以上のことから、しばらくの間、エンジニアとしてこの会社で働いてみるのも良いかなと思った。
佐野文香(名古屋大学経済学部1年)
心に残ったのは「自分で調べて自分で解決する」という言葉です。自分で考え、自分で動くことが大切なことだと思った。
加藤社長が会社を非常に大切にしている様子が伝わってきた。また、この会社で仕事をすれば、自分が成長できそうな感じがした。
石川孔明(名古屋大学情報文学部4年)
「そういうことはしたくない!」。これは、他の会社に社員を派遣して仕事をさせること、下請けのような仕事をすることについての社長の意見です。実際、この会社では、自社内開発と直接取引にこだわっているそうです。こういう理念を明示している会社は少ないのではないでしょうか。
社長の理念がはっきりしており、仕事へのコミット具合も素晴らしい。物づくりに対する思い、安定した企業経営をしていくための努力と工夫、顧客や社員に対する真摯な姿勢は尊敬できる。自分がレベルアップできる職場、良い人間関係が得られる職場であるように感じた。
ただし、会社としての展望に何か〝面白さ〟が欲しい。たとえ、それが見せ物っぽくなってしまってもだ。明確な目標とビジョンがあれば、働く人のモチベーションも上がるし、この会社で働きたいと言う人も出てくると思う。

